コンテンツへスキップ
Layer_1

屋根の修理・点検を考えている方へ。2040年問題が住宅と屋根にもたらす変化を解説します。

2026年4月17日

屋根の修理・点検を考えている方へ。2040年問題が住宅と屋根にもたらす変化を解説します。

屋根工事専門のヤネピカです。
ご自宅の屋根を「そろそろ手を入れた方がいいかな」と感じている方、あるいは「業者に頼もう
としたら、なかなか来てくれない」という経験をされた方に向けて、この記事を書きました。
「2040年問題」と聞くと年金や医療の話のように聞こえますが、住宅オーナー様や建設業者にとっても、無視できない構造変化が静かに進んでいます。工事費が上がる前に動いた方がいいのか。屋根や板金を専門とする職人はこれからも確保できるのか。頼れる業者は地元に残るのか。
こうした疑問に、政府・公的機関が公表したデータや調査結果をもとにお答えいたします。

今、屋根を点検・改修すべき3つの理由

今、屋根を点検・改修すべき3つの理由

記事の詳細に入る前に、住宅オーナー様に向けて結論を先に三つお伝えします。

一つ目は
「屋根専門の職人が急速に減っている」ことです。 
屋根工事や板金工事を担う職人は、全国で20000人を切り、更に減少を続けております。
建設業全体の中でも特に高齢化と後継者不足が進んでいる職種です。
今後10~15年で屋根工事を施工できる屋根業者の数が大幅に減る可能性があり、工事の予定が取りにくくなる局面が来ることが懸念されています。

二つ目は
「工事費が上がる可能性が高い」ことです。住宅市場に関する調査によると、建設業全体の技能者数は2040年に向けて約37%減少する見通しです。仕事の量が減る以上のスピードで職人が減るため、需給が逼迫し工事単価が上昇しやすい状況に向かっています。

三つ目は
「古い住宅ストックが急増する」ことです。日本全体で築30~40年を超える住宅が増え続けており、屋根や板金の大規模修繕が必要な時期を迎えている住宅が集中しています。工事の需要が増える一方で職人が減るという構図は、今後さらに顕著になっていく見通しです。
築15年以上の住宅にお住まいの方は、まず屋根の無料点検からはじめることをお勧めします。

2040年に向けて変化する市場の全体像

2040年に向けて変化する市場の全体像

新築が減り、改修が増える──
市場の軸足が変わる

住宅市場に関する調査によると、新設住宅着工戸数は2022年度の約86万戸から2030年度に約74万戸、2040年度には約55万戸まで減少する見通しです(2022年度比で約36%減)。
背景には「移動世帯数の減少」があります。住所を移す世帯数は2022年の423万世帯から2040年には349万世帯に縮小すると推計されています。引っ越しが減れば、新たに家を建てる・借りる需要も連動して減ります。
また住宅ストックの平均築年数も2018年度の24年から2040年度には34年近くに延びる見通しで、既存の家をより長く使い続ける時代に入っています。
一方でリフォーム市場は拡大が続く見通しです。同調査ではリフォーム市場規模が2040年にかけて8兆円台後半に達するとされています。
新築が減る分、既存住宅を手入れしながら住み続けるニーズが市場を下支えします。
仕事の軸足が「つくる」から「直す・守る」へと移っていく流れは、今後加速していくとみられています。

空き家は2038年に3割を超える可能性がある

空き家は2038年に3割を超える可能性がある

新築の減少と人口減少が重なる中で深刻化するのが空き家問題です。
国土交通省の試算では、2013年時点で820万戸・空き家率13.5%だったものが、このままのペースで推移すると2038年には空き家率が31%を超える可能性が指摘されています。
3軒に1軒が空き家という状態は、防災・防犯・景観の面でも大きな問題です。

壊れた屋根

管理が行き届かない空き家の屋根や板金は劣化が進みやすく、雨漏りや飛散物による近隣被害のリスクが高まります。
こうした空き家の点検、修繕、改修工事は今後拡大が続くとみられております。

社会インフラも、住宅ストックも、一斉に老朽化する

2040年前後に日本が直面するのは、住宅だけの老朽化ではありません。
国土交通省の最新データによると、建設後50年以上経過する社会資本の割合は2040年3月時点で
道路橋が約75%、
河川管理施設が約65%、
港湾施設が約68%
に達する見通しです。
高度経済成長期に集中整備された社会インフラが、ほぼ同時に更新時期を迎えます。
住宅ストックも同様の波に入ります。
築30~40年を超える住宅が急増する中で、屋根・外壁の大規模修繕、板金の交換・補修、雨樋の更新といった工事ニーズは今後数十年にわたって続く見通しです。
問題は、この需要を受け止める「担い手」が同時に減少していることです。

建設業全体で職人が足りなくなる

建設業の人手不足は、数字で見ると深刻さがより鮮明になります。住宅市場に関する調査では、住宅建設技能者数は
2020年の約82万人から
2040年には約51万人まで減少する見通しです(約37%減)。
大工の減少がその多くを占めますが、屋根・板金工といった専門職種も同様の傾向が続いています。
ここで注意が必要なのは、新築着工戸数と技能者数の減り方が「同じペース」ではないことです。同調査によると、新設住宅着工戸数は2010年を基準にした場合2040年時点で約33%減にとどまる一方、住宅建設技能者数は同じ基準で約50%減になるとされています。
仕事の量が減る以上のスピードで、それをこなせる人が減っていく構図です。
国土交通省の調査でも、建設・鉱業就業者数は
2017年の493万人から
2040年には288万人へと
約42%減少すると予測されています。また国が公表した就業構造の推計では、建設業の現場人材は
2040年時点で
約31万人の不足が生じる可能性があるとしています。
さらに2024年4月から建設業への時間外労働の上限規制が適用されたことで、実質的な施工能力への制約は一段と強まっています。工事の依頼が集中する時期には、希望通りのスケジュールで工事が進まないケースが今後増える可能性があります。「急いで頼もうとしたら、どこも数ヶ月待ち」という状況は、大規模災害後などにはすでに各地で起きていることです。

屋根職人・板金職人の減少という、もう一つの危機

建設業全体の人手不足の中でも、屋根工事・板金工事の担い手不足は特に注視が必要な問題です。
屋根工事は「専門性の高さ」と「きつい労働環境」が重なる職種です。高所での作業が基本で、夏場は屋根材が60~70℃に達することもあります。
雨天・強風時は作業が止まり、天候に左右されやすい現場の性格は、若い世代が敬遠しやすい要因の一つになっています。
実際、建設業全体と比べても、屋根・板金工事の分野は若年入職者の確保が難しい状況が続いています。
板金工事も同様です。棟板金・谷板金・雨樋などの施工は、材料の特性を熟知した上で一枚一枚手作業で加工・成形する技術が求められます。
こうした技能は、
短期間では習得が難しく、ベテランの職人が現役を退いた後に同じ水準の技術を引き継げる後継者がいないというケースが、各地の施工業者から報告されています。

高齢化の波も直撃しています。
建設業就業者の約3割が55歳以上とされており(国土交通省調査)、10~15年後には現在のベテラン職人の多くが第一線を退く年齢になります。
屋根・板金の専門工事は規模の小さい事業者が多く、後継者育成や人員補充の体力が限られているという構造的な問題もあります。
この状況が続くと、住宅オーナー様にとっては以下のような変化が起きる可能性があります。
まず「工事の順番待ちが長くなる」ことが考えられます。
台風シーズン後など工事依頼が集中する時期には、数週間~数ヶ月の待ちが生じやすくなります。
次に「対応できる業者が遠方になる」ことで
す。
地元の専門業者が廃業・縮小すると、遠方から職人を手配することになり、交通費・出張費が工事費に上乗せされるケースが増える可能性があります。
そして「工事費そのものが上昇」します。
職人一人ひとりの技術の希少性が高まれば、施工単価の上昇につながります。
こうした状況の変化を踏まえると、「今すぐ困っていないから後回しにする」という判断が、数年後に想定外のコストや待ち時間につながるリスクをはらんでいます。
特に台風・大雪など自然災害の後は全国的に工事の依頼が集中するため、その前に定期点検や予防的な補修を済ませておくことが、長い目で見てコストを抑えることにつながります。

テクノロジーは「職人不足」を補えるか

担い手不足への対応として、国土交通省は2024年4月に「i-Construction 2.0」を公表しました。
ICT建設機械の活用・3次元データを使った設計・施工管理の一体化・遠隔での監督・検査などを柱に、2040年度までに建設現場の省人化3割・生産性1.5倍以上の向上を目指すとしています。
ただし、これらの技術革新が有効なのは、主に土木・大規模建設の分野です。
屋根工事・板金工事のような住宅の専門工事は、建物の形状や劣化の状態が一棟ごとに異なり、職人の目と手による判断が不可欠な場面が多く残ります。
ドローンを使った点検の効率化や画像診断による劣化箇所の特定など、補助的なデジタル化は進みつつありますが、施工そのものを機械が代替できる段階にはまだありません。
テクノロジーが職人不足を完全に補うことは当面難しく、熟練した屋根・板金職人の技術と経験の価値は、今後むしろ高まっていくとみられています。

屋根に太陽光が載る時代が本格的に来る

エネルギー政策の変化も、屋根工事業者の仕事内容に影響を与えます。
政府は2040年度の太陽光発電の電源構成比を現状の9.8%から22〜29%程度に引き上げる目標を掲げており、既存建物の屋根の有効活用が最優先課題の一つとされています。
2026年からは省エネ法改正により、一定規模以上の事業者に対して屋根置き太陽光の導入方針の策定と進捗報告が義務化されます。また住宅分野では、2030年に新築戸建の6割に太陽光設備を設置するという政府目標がすでに示されています。
太陽光の設置工事では、屋根の耐荷重確認・防水処理・板金まわりの補修が前提条件になることが多く、屋根・板金工事の専門知識を持つ業者への依頼が増える見通しです。
国の発電コスト検証によると、住宅用太陽光の発電コストは2023年時点の14.5円/kWhから2040年には7~11円/kWh程度まで低下する見通しで、住宅への普及加速が想定されます。
屋根工事と太陽光設置を一体的に提案できる業者は、今後の市場で強みを持ちやすくなるとみられています。

今すぐ確認してほしいこと:住宅オーナー様向けアクションガイド

2040年問題の全体像を踏まえた上で、住宅オーナーの方が今できることを築年数別に整理します。
築10~15年の住宅は、屋根材・コーキング・棟板金の劣化が始まる時期です。目視では見えにくいひび割れや釘の浮きが進んでいる場合があります。専門家による点検で現状を把握しておくことが、大きな出費を防ぐ最初の一手になります。
築15~20年の住宅は、屋根材の交換・防水シートの劣化・谷板金や雨樋まわりの補修が必要になりやすい時期です。雨漏りが発生してから修繕するより、予防的に対応する方がコストを抑えやすい段階です。太陽光設置を検討する場合は、屋根改修と同時に行うことで足場代などの工事費を一本化できます。
築20年以上の住宅は、屋根全体の葺き替えや板金の全面交換を検討する時期に差し掛かっています。
工事費の上昇が進む前に、複数の業者から見積もりを取っておくことをお勧めします。断熱改修との組み合わせで補助金を活用できるケースもあります。

まとめ

建設・屋根・板金工事業者の方向けに、市場変化への対応の方向性を整理します。
一つ目は
「改修・メンテナンス中心への軸足移動」です。
着工戸数は2040年に向けて55万戸まで減少する見通しですが、リフォーム市場は8兆円台後半に拡大する見通しです。新築依存の収益構造から、既存住宅のメンテナンス・修繕中心の構造へ移行できるかどうかが、事業継続性を左右します。
二つ目は
「屋根・板金技術の継承と人材育成」です。ベテラン職人の引退が加速する中で、技術を次世代に伝える仕組みを持てるかどうかが業者の競争力を左右します。
若い入職者が働きやすい環境整備や、デジタル技術を使った技術記録・標準化の取り組みが、今後の差別化要因になりえます。
三つ目は
「太陽光×屋根工事の一体提案」です。省エネ法改正・再エネ政策の加速に伴い、屋根診断・耐荷重確認・防水改修・太陽光設置をワンストップで提案できる業者への需要は今後高まっていく見通しです。
四つ目は
「信頼の蓄積」です。人手不足の中でも「この業者に頼みたい」と選ばれるには、技術力・対応の速さ・施工後のフォローへの安心感が問われます。
「なぜこの工事が今必要か」「どんな材料をどう使うのか」を丁寧に説明できる業者が、これからの時代に継続して選ばれます。

Q&A(2040年問題と屋根工事)

Q. 2040年問題って、自分の家には関係ないのでは?

A. 「まだ先の話」と感じる方も多いかと思います。
ですが2040年問題の影響は2040年になって突然始まるわけではありません。
職人の減少・工事費の上昇・頼める業者の減少は、すでに少しずつ進行しています。
特に築15年以上の住宅にお住まいの方は、
屋根材や板金の劣化が静かに進んでいる時期と重なります。
「関係ない」ではなく「今は困っていないが、備えておく方が安心」という視点で、一度現状を確認しておくことをお勧めします。

Q. 屋根工事の費用はこれから上がるのですか?

A. 上昇する可能性は十分にあると考えられています。
住宅建設技能者数は2040年に向けて約37%減少する見通しとされています。
職人の数が減れば、一人の職人に依頼が集中しやすくなり、工事単価が上がりやすい状況になります。
また、屋根材や板金などの資材価格も、円安や原材料費の変動の影響を受けやすい状況が続いています。
費用を抑えたい方ほど、早めに複数の業者から見積もりを取っておくことが、結果としてコスト管理につながる可能性があります。

Q. すぐに工事しないといけませんか?工事の優先度がわかりません。

A. 「今すぐ皆様が急いで工事すべき」ということではありません。大切なのは、まず現状を把握することです。屋根の劣化状況は築年数だけでなく、屋根材の種類・立地・過去の台風や積雪の影響によっても大きく異なります。
点検を受けた上で「今すぐ修繕が必要な箇所」「数年以内に対応すべき箇所」「まだ様子を見てよい箇所」を整理できれば、費用の計画も立てやすくなります。
「まず点検だけ」という形で専門家に相談することが、最初の一歩として最も有効です。

Q. 太陽光の設置を考えています。屋根工事と一緒にやった方がいいのですか?

A. タイミングが合う場合は、一緒に行う方がコスト面でメリットがあるケースが多いとされています。
太陽光の設置工事では、屋根の耐荷重確認・防水処理・板金まわりの補修が前提になることが多く、屋根の改修が必要な状態で太陽光だけを設置すると、後から屋根を直す際に太陽光パネルの一時撤去・再設置費用が別途かかる場合があります。
また、足場を組む費用は一度で済む方が効率的です。
屋根の状態と太陽光設置の希望をあわせてご相談いただければ、最適なタイミングをご提案できます。

屋根のことは、早めに専門家に相談を

2040年問題の記事をお読み頂きありがとうございました。
住宅の屋根は、ある日突然悪くなるわけではありません。じわじわと劣化が進み、気づいたときには雨漏りが始まり、修繕の費用と手間が大きく膨らむというパターンが多くみられます。
屋根・板金職人の減少・工事費の上昇・材料価格の変動は、今後数年で着実に進行する見通しです。
「まだ大丈夫」と後回しにするほど、頼める業者の選択肢は狭まり、コストは高くなる可能性があります。
ヤネピカは、首都圏(東京・神奈川・埼玉)を中心に、屋根の点検・修繕・リフォームをトータルで対応しています。
「屋根の状態が気になるけど、どこに頼めばいいかわからない」という方から、
「台風や大雪の後が心配」という方、「太陽光の設置と屋根改修を同時に考えたい」という方まで、まずはお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積もりは無料で対応しています。

【主な参照データ出典】
・住宅市場に関する調査「2040年の住宅市場と課題」(2023年)
・国土交通省「社会資本の老朽化の現状と将来」インフラメンテナンス情報ポータルサイト(最新版)
・国土交通省「国土交通白書2020」
・国が公表した就業構造の推計(2026年3月)
建設技術者・技能工に関する人材予測調査(2024年)
・国土交通省「i-Construction 2.0」(2024年4月)
・国の発電コスト検証に関するとりまとめ(2024年12月)
・経済産業省「第7次エネルギー基本計画」
・国のGX建機普及に向けたロードマップ(2025年1月)
ありがとうございました
屋根リフォーム

屋根リフォーム

屋根材の紹介

屋根材の紹介

屋根工事の流れ

屋根工事の流れ

施工事例

施工事例

料金シミュレーション

料金シミュレーション

屋根改修のお見積もり

工事のお見積もり

オプション購入

オプション購入

他社との違い

他社との違い

よくある質問

よくある質問

お問い合わせ

お問い合わせ

資料請求

資料請求

会社概要

ご挨拶

太陽光発電初期費用0円で始めよう

Copyright ©shibatakenban Co.,Ltd. All Rights Reserved.

屋根リフォーム

屋根リフォーム

屋根材の紹介

屋根材の紹介

屋根工事の流れ

屋根工事の流れ

施工事例

施工事例

料金シミュレーション

料金シミュレーション

屋根改修のお見積もり

工事のお見積もり

オプション購入

オプション購入

他社との違い

他社との違い

よくある質問

よくある質問

お問い合わせ

お問い合わせ

資料請求

資料請求

会社概要

ご挨拶

地球環境の見直しと社会経済の流動を

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。この宣言を機に、日本でもグリーン・トランスフォーメーション(GREEN TRANSFORMATION:GX)という言葉が注目され始めています。GXとは「温室効果ガスの排出源である化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に向け、社会経済を変革させる」という概念です。この社会変革のタイミングで新たな力を用いながら少しでも、環境維持と社会貢献ができる社会を作り出すことを目標にヤネピカは立ち上がりました。

屋根
リフォーム

屋根リフォーム

屋根工事の流れ

料金試算

ヤネピカ

他社との違い

お問合せ