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太陽光の金具が原因で雨漏り|スタンビー333で屋根カバー工法(武蔵野市関前・202㎡・335万円)

2026年9月18日

step 01

武蔵野市関前 屋根カバー工法 施工後 屋根全景
屋根工事施工方法
屋根カバー工法
屋根工事施工年月日
2026年8月
施工場所
東京都武蔵野市関前
建物種別
RC造3階建
築年数
26年
既存屋根材
コロニアル(アスベスト含有有り)
新設屋根材メーカー、商品名
稲垣商事 スタンビー333(断熱フォーム付)
新設下葺材メーカー、商品名
田島ルーフィング タディスセルフカバー
屋根面積
202㎡
屋根勾配
10寸
屋根形状
寄棟(よせむね)・入母屋(いりもや)
屋根工事費用(付帯工事別、税別)
335万円
屋根材現地調査
☑ 色あせ ☑ 苔・藻 ☑ ひび割れ ☑ 欠け ☑ 浮き ☑ 反り □ サビ
屋根板金部材現地調査
☑ 棟板金浮き □ 棟板金外れ □ 谷板金劣化 ☑ 雨押え劣化
屋根からの雨漏り
□ 雨漏りなし ☑ 雨漏りあり
屋根下地
□ 良好 □ カバー工法対象内 □ 野地板部分補修 ☑ 野地板全面増し貼り □ 野地板全交換
屋根工事施工目的
☑ 雨漏り対策 ☑ 耐久性向上 ☑ 美観改善 □ 軽量化 ☑ メンテナンス ☑ その他
お客様からのご要望
太陽光発電の金物から雨漏りがしているので、屋根を直したい。

step 02

武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前-太陽光パネルと既存屋根

今回のご依頼は、太陽光発電の架台金具から雨漏りしている平形スレート屋根(コロニアル)の屋根カバー工法です。

調査したところ、太陽光パネルを支える架台の金具が屋根に直接ビスで固定されており、その固定部分から雨水が入り込んでいました。
金具と架台の上には太陽光パネルが載っているため、そのままでは金具まわりの補修ができません。

そこで今回は、太陽光パネルと架台、金具を一度すべて取り外してから屋根工事をします。

既存の屋根はアスベスト含有のコロニアルです。

長年の経年劣化で、ひび割れや欠けも見られました。

step 03

武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前-太陽光パネル全体

既存屋根の上から屋根全体に新しい野地板を増し貼りし、屋根全体の下地を補強します。

新しい下地を作ったあとに防水紙(ルーフィング)を施工し、その上から新しい金属屋根材を葺いて仕上げます。

既存のコロニアルは撤去せず、アスベストを含む屋根材を壊す作業を減らし、アスベストの飛散を抑えながら工事を進めます。

太陽光発電の架台金具からの雨漏り対策だけでなく、屋根全体をカバーしていく工事です。

step 04

武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前-太陽光パネル撤去後の既存屋根

まず始めに、太陽光パネルと架台、金具を取り外します。

取り外してみると、屋根に直接ビスを打ち込み、太陽光パネルの金具を留めてあることがはっきりと確認できました。

現在の太陽光パネルの金具は雨漏り対策がよく考えられた構造になっていますが、当時は屋根に直接ビスを打って金具を留める方法が主流でした。

そのため雨漏りが多発し、メーカーが対応を急いだという経緯があります。

step 05

武蔵野市関前-屋根カバー工法-太陽光パネル固定金物

現在は、今回取り付ける屋根材である嵌合式立平屋根用の太陽光発電パネル固定金具があります。

キャッチクランプ式の金具なので、屋根材の嵌合部分(ハゼ)をしっかりと掴み込んで固定します。

嵌合部分とは、屋根材同士のジョイント部分にあたり、雨漏りを防いでいる箇所です。

金具を固定するのに屋根材へビスを打ったり、穴を開けたりする必要がないため、雨漏りのリスクが少ないタイプの金具といえます。

屋根に穴を開ける工法では、その穴が将来的な雨漏りの原因になることがあります。

ハゼの形状を利用して掴み込むキャッチクランプ式であれば、屋根材に穴を開けずに固定できる点が大きな特徴です。

step 06

武蔵野市関前-屋根カバー工法-太陽光パネル固定金物の梱包

ただし、サイズが合わない固定金具を取り付けたり、金具を曲がった状態で取り付けたりすると、雨漏りにつながるおそれがあります。

嵌合式立平は、ハゼがしっかりと噛み合っていることで防水性を保つ屋根材です。

無理な締め付けや傾いた取り付けによって嵌合部が押し広げられると、噛み合わせが悪くなり、そこから雨水が入り込む可能性があります。

屋根材と金具が適合するかしっかり確認したうえで、正確に取り付けることが重要です。

step 07

武蔵野市関前-屋根カバー工法-野地板増し貼り-棟まわり

続いて棟板金と貫板を撤去します。

すでに棟板金を留めつける木下地の貫板の著しい劣化により、棟板金が外れてしまっている箇所もありました。

棟、貫板の劣化がかなり進んでいました。

貫板も全て撤去致します。

step 08

武蔵野市関前-屋根カバー工法-野地板増し貼り-屋根全面

棟板金と貫板の撤去が終わったので野地板を取り付けていきます。

野地板には厚さ12mmの構造用合板を新しく敷き詰めます。

野地板は屋根材を取り付けると外からは見えなくなってしまう部分ですが、屋根全体の強度と安全性を保つために非常に重要な工程です。

step 09

武蔵野市関前-屋根カバー工法-野地板増し貼り-留め付け状況

新しい金属屋根材を取り付けても野地板が傷んでいたり強度が足りないと屋根材本来の耐久性を発揮できません。

十分な厚みの野地板でないと屋根材を留める釘やビスがしっかりと効きません。

12mmの厚みがある構造用合板を使うことで、防水紙(ルーフィング)や仕上げの金属屋根材をしっかりと固定し、強風によるあおりやズレを防ぎます。

step 10

武蔵野市関前-屋根カバー工法-ルーフィング敷設

既存の屋根の上に野地板を増し張りしたら、続いて新しい防水紙(ルーフィング)を施工します。

今回新設する防水紙(ルーフィング)は、田島ルーフィング株式会社の「タディスセルフカバー」を採用しています。

裏面の全面に粘着層が付いた防水紙(ルーフィング)です。

タディスセルフカバーは、裏面の粘着層が下地にしっかりと密着する構造です。

そのため、屋根材を固定する釘やビスが貫通した部分や、防水紙同士の重ね部から水が入り込むことを抑えられます。

防水紙(ルーフィング)は屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ、屋根の防水において重要な役割を担う材料です。

重ね幅を確認しながら、丁寧に施工していきます。

step 11

武蔵野市関前-屋根カバー工法-ルーフィング敷設完了

一般的な防水紙(ルーフィング)はタッカー(建築用の固定具)などで固定しますが、タディスセルフカバーは自己粘着性を持つため、防水紙(ルーフィング)を固定する際に穴を開ける必要がありません。

粘着性のある防水紙(ルーフィング)を使用することで、雨水が入り込むリスクの低減にもつながります。

防水紙(ルーフィング)の取り付けが完了したので、屋根材を取り付けていきます。

step 12

武蔵野市関前-屋根カバー工法-スタンビー333-納品

今回使用する屋根材は、稲垣商事の金属屋根材「スタンビー333」です。

金属屋根は夏の日差しを受けると表面が素手では触れないほど熱くなります。

スタンビーの裏側にポリエチレンフォームを貼ることで、熱が下地や屋根裏に伝わることを抑えます。

ポリエチレンフォームを貼ることでもう一つ期待出来る効果が結露対策です。

金属屋根は条件によって裏側に結露を起こすことがありますが、こちらの効果も期待できます。

他にポリエチレンフォームと併用は出来ませんが、雨音軽減の為のサウンドプルーフという裏貼りも貼り付ける事が出来ます。

裏貼りは屋根が仕上がれば見えなくなる部分ですが、こうしたところにも気を配ることが重要です。

step 13

武蔵野市関前-屋根カバー工法-スタンビー333-取り付け中

スタンビー333は、ガルバリウム鋼板製の立平葺き(嵌合式)屋根材です。

屋根の頂点(棟)から軒先まで一枚の長尺板金で施工できるため、横方向の継ぎ目がありません。

そのため、継ぎ目から雨水が浸入するリスクを最小限に抑えられる防水性に優れた屋根材です。

step 14

武蔵野市関前-屋根カバー工法-スタンビー333-仕上がり

さらに、ガルバリウム鋼板ならではの軽量性により建物への負担を軽減できるほか、高い耐久性と耐食性を兼ね備えているため、長期的なメンテナンスコストを抑えることが出来る金属屋根材です。

屋根工事が全て完了して防水性、耐久性ともに向上した屋根へと生まれ変わりました。

屋根がピカピカになり、屋根に笑顔が戻りました。

武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前後比較01-太陽光設置面
武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前後比較02-屋根面
武蔵野市関前-屋根カバー工法-施工前後比較03-軒先と雪止め金具
ヤネピカくん(施工事例末尾用)

屋根工事に関するご質問がございましたらヤネピカへお問い合わせ下さい。

皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

屋根を笑顔に。 ヤネピカ

執筆者・監修者プロフィール

地球環境の見直しと社会経済の流動を

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。この宣言を機に、日本でもグリーン・トランスフォーメーション(GREEN TRANSFORMATION:GX)という言葉が注目され始めています。GXとは「温室効果ガスの排出源である化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に向け、社会経済を変革させる」という概念です。この社会変革のタイミングで新たな力を用いながら少しでも、環境維持と社会貢献ができる社会を作り出すことを目標にヤネピカは立ち上がりました。

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